全国愛農会とは
当会は、土と命を守る担い手の育成や有機農業の普及・教育、有機食品の検査認証などを行っている公益社団法人です。担い手育成を目的として、「愛農大学講座」や加工集中といった農や食、エネルギーを考える講座を開催しています。また、全国で唯一の私立農業高校 「愛農学園農業高等学校」を1963年に設立・支援も行っています。更に国内だけでなく、アジアの農民との連携を進めており、現在は持続可能な農業とアジア農村の発展を目指す 「アジア農民の会(AFA)」に加盟しています。
愛農会の始まり
1945年敗戦と混乱の飢餓の中、平和の礎である農業を農民自らが主体的に担い守っていくことをめざして、小谷純一が16人の仲間と共に「愛農塾」をはじめました。これが当会の始まりです。翌年に「愛農会」が生み出されました。1955年に農林水産省所管の社団法人全国愛農会となり(2014年に内閣府所管の公益社団法人として認定されています)現在に至るまで、農業・農村の担い手養成をメインとして、持続的で平和な農村・社会を実現しようと国内外で多様な活動を続けています。
愛農会のモットー(理念)
百姓は自立する
生命を守り育む
金にしばられない
大地の恵に生きる
世界をつなぐ心となる
愛農会の指針(愛農会綱領)
1.われらは、農こそ人間生活の根底たることを確信し、天地の化育に賛して、衣食住の生産に精進せん。
2.われらは、人生究極の目的は、愛の実践にあることを確信し、愛農愛人の生活に徹せん。
3.われらは、農の真使命を自覚し、愛農精神に充溢して、一切の労苦を歓びとせん。
4.われらは、農村の根本的改善は、青年の愛農教育にあることを確信し、身をもって範を示さん。
5.われらは、きょう固なる同志的団結を結び、愛と協同の理想農村建設に邁進し、もって新日本建設の礎石たらん。
愛農会の歩み(沿革)
愛農会沿革
1945
小谷純一が16名の同志とともに愛農会の前身となる愛農塾を発足
愛農会結成
愛農根本道場開設(1年間の全寮教育の後一年間篤農家において営農実習)
社団法人全国愛農会設立
1968
スイス東アジアミッションの招聘により、スイス農家実習生として若干名の送り出しを開始し、1991年まで継続。
梁瀬義亮先生を迎えて「農薬の害」について話を聞く。ここから有機農業への転換がはじまる
ノルウェー伝道会の受入により毎年若干名の農業実習生をノルウェーに派遣すする。1991年まで継続。
小谷純一 第1回韓国訪問・講演
大阪愛農食品センター発足
小谷純一 第2回韓国訪問講演、韓国に正農会発足
愛農農産物流通連絡協議会発足(後に愛農ネットワークに改称)
「インドの地に有機農業を」をテーマに「インドプロジェクト」開始、スタッフ派遣
(1990年まで継続。その後は経済支援)
カリフォルニア認定有機農業者協会(CCOF)に有機認証の現状視察
愛農ネットワーク発足 第三者有機認証開始(1999年まで継続)
韓日交流平和セミナーはじまる
有機食品の登録認証機関となる(有機認証制度はじまる)
有機農産物・資材の全国流通をめざし(有)愛農ネット本部設立
「社団法人全国愛農会」から「公益社団法人全国愛農会」へ移行